実例紹介 作業の省力化装置

弊社技術者が自動化をお考えの作業を拝見し、ご要望やご予算に合う自動化装置をご提案します。

抽出作業自動化

お客様からのご要望

「食品、土壌、糞便などに入っている細菌からDNA/RNA抽出する装置がほしい」との要望がありました。

細菌からDNA/RNA抽出する装置
細菌からDNA/RNA抽出する装置

弊社のご提案内容

ご要望の詳細を伺うと、DNA/RNA抽出には、物理的に細胞壁を破壊する作業が必要であり、現状、大型振とう機にて行っているとのことでした。装置化するにあたり、小型の高速振とう機の開発が必要でした。
まずは、チューブ4本同時に振とうできる構成とし、小型高速振とう機(試作機)を製作。お客様にて動作試験および検証をしていただきました。その結果、チューブ間誤差がなく、正しく細胞破砕していると、ご評価いただきお客様に喜んでいただきました。
その難題をクリアし、キャップの開閉機、試薬分注機、ガラスビーズ分注機、高速振とう機、遠心機などを組み合わせて、DNA/RNA抽出に必要な一連の作業を全自動で行う装置を製造しました。
その結果、「人手の作業とは違い個人誤差がなく、スピードも速く、大幅な工数削減になった」とお褒めの言葉をいただきました。

分注作業自動化

お客様からのご要望

「複数の試料を同時に分注したい」とのご要望がありました。

  • 96穴プレートへ、各々96種類異なった液を同時分注
  • 120本の試験管へ、各々120種類異なった菌液を同時分注
  • 使用後のノズルヘッドを滅菌したい

弊社のご提案内容

ピストン部は各々独立しており、異なった液を同時分注する装置を製造いたしました。接液部は独立しているため、分注精度が高くクロスコンタミがなく、またヘッド部は取り外し可能にし、使用後オートクレーブ滅菌にかけられるような構造にしました。

その他分注作業自動化に関するご提案内容

■1μl以下の試料の分注

「1μl以下の試料の分注したい」とのご要望に対し、1μl以下の液を、数msec間隔で連続するナノスポッターを開発いたしました。
(ヘッド部および制御部を他の機器へ組込可能です)

■数百枚のプレートへの分注

数百枚のプレート分注処理を可能にするために、スタッカー方式を採用し、大量処理を可能にしました。

■数十mlオーダの液の分注

「チップ容量ではまかなえない、数十mlオーダの液を分注する装置がほしい」とのご要望に対し、スタッカー方式を採用し、大量処理を可能にしました。

計測作業自動化

お客様からのご要望

恒温槽にセットされている開発デバイスを設定時間ごと取出し、ウェル中の試薬呈色や蛍光を数値データに変換する(コストを抑えた)計測装置がほしいとのご要望がありました。

弊社のご提案内容

コストを抑えるために測光系は、ダイクロイックミラーを使用せず、斜め方向からの照射することを御提案させていただきました。
恒温槽、デバイス搬送機構、高諧調冷却カラーCCD(呈色計測用)、高階調冷却白黒CCD(蛍光計測用)、光源等を組み合わせて装置を製造いたしました。
結果、コストを抑え、計測内容にも御満足頂ける装置ができました。現在も、ほぼ24時間体制で動いております

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