納入実績
当社がこれまで納入した製品の一例をご紹介します。
製造中の製品と充填後の製品における生菌数状態を検査するための前処理装置で、検体の希釈から寒天培地への分注、混釈、冷却を行います。
各作業エリアにはHEPAフィルター付ユニットを上部に設け、クリーンエアーの供給を行います。
シャーレや試験管へのナンバリングおよび希釈~分注~混釈の一連の工程を、人の手を介することなく連続的に処理します。
試料液のバーコードを読み取ることで試験項目や試験パラメータを取得し、予め登録した試験内容に従って使用する試験管やシャーレ、培地、処理手順を自動で選定します。
大腸菌群やカビ数、セレウス菌、黄色ブドウ球菌など合計8項目の分析に対応。
多段階希釈や分注など、手作業による誤差やヒューマンエラーが発生しがちな煩雑作業を自動化することで、試験精度の向上に貢献します。
ロゴ提供:日本食品分析センター様
装置内部画像:クリックで拡大します
パック入り飲料の微生物検査前処理を自動で行います。
容器を塩素水に浸漬させて殺菌し、穴を開けて直接サンプリングした検体を培地の入った試験管やシャーレに分注するまでのプロセスを自動化。
安全カバー、HEPAフィルターに加え、各作業エリアの間に仕切り板とシャッターを設けることで、分注作業エリアのクリーン度を確保します。
形状、容量の異なる各種パック容器に対応します。
ロゴ提供:株式会社明治様
アーカイブ
当社が過去に開発・製造した製品の一例をご紹介します。
アーカイブに掲載している製品は部材調達や開発工数確保などの観点から、現時点での新規受注が困難なものとなりますので、予めご了承ください。
※画像をクリック/タップすると製品の概略が表示されます。
全自動DNA/RNA抽出装置
食品、土壌、糞便等の試料を粉砕し、細菌由来のDNAやRNAを抽出する装置です。
試薬やガラスビーズの分注、高速振とう、遠心分離、加熱冷却など、細菌のDNA/RNA抽出に必要な一連の作業を全自動で行うことで、PCR法による検体の細菌数検査の前処理を行います。
フラスコ内培地自動交換装置
フラスコ内の培地を全自動で交換する装置です。
クリーンベンチ内で使用でき、キャップの開閉、培地の吸引・吐出、フラスコの取り出し、収納までの一連の作業を全自動で行います。
超高感度蛍光検出装置
測定試料溶液中における蛍光分子の測定域通過時の1分子ごとの蛍光を検出する超高感度測定装置です。
試料に蛍光標識抗体を混ぜるだけで結合(分子量差)検出が可能。
抗体の固相化、B/F分離、洗浄操作等の前処理が不要なため、迅速・高感度な測定が可能です。
バイアルキャップ閉栓機
試料の入ったバイアル瓶にスクリューキャップを自動で閉栓する装置です。
24本(6×4列)収納のバイアルホルダーに対応し、一度の運転で最大4個(96本)の閉栓処理を行うことができます。
磁性粒子水溶液用 充填・閉栓装置
磁性粒子水溶液の撹拌、分注、閉栓を自動で行う装置です。
キャップ開閉機構にはレーザーセンサーを搭載し、閉栓後の液漏れを防止。
処理能力は1本あたり約10秒で、容量が多い場合も誤差0~+2.5%未満で分注作業を行うことができます。
PCR前処理装置
試料のDNAカラム抽出・精製からPCR Premix溶液(複数種プライマーによるPCR溶液)の調整まで自動で行う装置です。
4検体までを同時に処理することができ、検体の取り違えや曝露による二次感染といったリスクを低減することができます。
*本装置は埼玉医科大学との共同研究により開発されたものです。
培養ブロス抽出ロボットシステム
培養遠沈管に入った培養ブロスサンプルの成分を有機溶媒を使用して抽出する作業を自動で行う装置です。
パソコン上で諸条件を設定し、スタートボタンを押下すれば、有機溶媒の分注や撹拌、遠心分離や保冷といった工程を全自動で実行。
最大120本のサンプルを処理することができます。
※本装置はカスタムメイド製品です。
微量送液ポンプユニット
マイクロ流路に3方向から異なる流速で同時に送液したい、という要望を受けて開発したカスタムメイド装置です。
3連のプランジャーポンプを搭載し、電磁弁のスイッチングや流速(0.5~5ml/min)は各ポンプごとにパソコンで制御することができます。